世の中紳士的に
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 5日午後0時48分ごろ、大阪府吹田市の万博記念公園内にある遊園地「エキスポランド」で、ジェットコースター「風神雷神2」(6両編成、全長1050メートル、最高時速75キロ)の2両目が脱線し、同車両の前列左側に乗っていた滋賀県東近江市、会社員、小河原良乃(こがわら・よしの)さん(19)が鉄製の手すりと衝突し死亡した。2両目前部の車軸部分が折れており、走行中に車体がレールから外れて、最大で45度傾いて走行したという。小河原さん以外の乗客19人と、事故を見て気分が悪くなった人を含む計34人が病院に搬送された。大阪府警は業務上過失致死傷容疑で同日、吹田署に捜査本部を設置した。 捜査本部の調べや、株式会社エキスポランドの説明によると、事故を起こしたコースターは1両4人乗りの6両編成。最大24人乗りだったが、事故時は20人が乗車。小河原さんは手すりに衝突した際、頭部を強打し即死。後列左側に乗っていた滋賀県豊郷町の女性(20)も、手すりなどに前頭部を打って重傷。この2人以外の11~45歳の乗客計18人が軽傷を負った。 小河原さんと重傷を負った女性は友人同士。この日は計6人で遊びに来ていたという。 風神雷神2は座席に座らず、立った状態で体を背もたれに固定する立ち乗りコースター。車両の車底部には、レールと車両を固定する車輪が左右に設置されている。左右それぞれ五つの車輪でレールをはさみ込んで固定する構造で、五つの車輪は直径5~7.5センチの車軸で車体とつながっている。脱輪した2両目は、進行方向左側の車軸が左から10センチの部分で折損していた。車軸が折れたことで、車輪が脱落。レールと車体が離れ、左側に傾いたとみられる。手すりに衝突時には時速30キロ程度だったとみられる。 コースターは毎日、車両本体や安全装置を点検し、空の状態で3回運行させている。この日の朝の点検で、異常は発見されなかった。午後1時半から30分の中間点検が予定されていたが、その直前に事故が発生した。 同社によると、年1回は分解して超音波や磁石を使った解体点検も行っていたが、直近は昨年1月で、「(今年は)3カ月半遅らせても大丈夫」と判断し、今月15日に実施する予定だったという。法的には問題ないが、遅らせた理由について同社は「新アトラクションを建設する影響で、車体を解体するスペースが確保できなかった」と説明した。折れた車軸については、92年の製造以来、交換したことがなかった。 ◇ エキスポランドは事故を受け、6日の休園を決定。7日以降の営業については未定という。 【ことば】風神雷神2 大阪市で90年に開催された「国際花と緑の博覧会」(大阪花博)で運行したコースター「風神雷神」をモデルに、92年にエキスポランドの新たな目玉アトラクションとして設置された。乗客は座席に座らず、立ったまま滑降する。1両4人乗りの6両編成で定員は24人。安全のため、身長140センチ未満の人は利用できない。全長は1050メートルで、最高時速は75キロに達し、所要時間は約2分20秒。地上から最高40メートルの高さがあり、コースはアップダウンが激しく、後半には旋回もある。 (5月6日10時11分配信 毎日新聞) PR |
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